FAQ

FAQ(よくあるご質問)


設計依頼の前に分からないこと】

・設計事務所の仕事とはどのようなものですか?

 設計事務所はお施主さんのご要望をもとに構想をまとめあげ、それらを図面に表現します。そして工事が始まれば、設計図面どおりに施工されているか現場監理を行うことが主な仕事です。施工は工事のプロである施工業者さんに任せることで設計業務に集中しています。
 理想はお施主さん、施工業者さん(○○建設、○○工務店など)、設計者の3者が、お互い協力し、尊重し合いながら一つの目標に向かうこと。そうすれば、必ず良い建物が完成すると信じています。

・相談はどのようにすればよいですか?

 まずはメールにてお問合せください。SNSのメッセージ等でも受け付けております。お打ち合わせの日程を決め、実際にお会いしてお話を伺いたいと思います。
 また、アトリエ兼自邸の内覧の機会も設けております。下記よりご確認ください。

設計事例見学のご案内

・土地選定の段階からお願いすることは可能ですか?

 土地選定の事前相談にも応じていますので、ぜひご相談ください。
 購入を検討している土地に対して、法規上の注意点を交えながら建築家の視点でアドバイスを致します。これまでの実務経験より、建築法規についての十分な知見も有しております。
 接道の位置、角地か否か、そして目には見えない敷地の法規制など、たとえ敷地の形状が同じであっても、建ち方のバリエーションは無数にあります。建築家というフィルターを通すことで、法的な要件が計画にどう影響するか理解出来たり、間接的に土地にかかるコストが見えてきたり、マイナス要素と思えた所がプラス要素に思えてきたり、といったように様々な気付きがあるかもしれません。

・対応エリアは決まっていますか?

 富山県や北陸地方を中心としておりますが、県外においても対応可能となっております。遠方ですと交通費等が経費となりますので、別途ご相談させていただくことがあります。

・土日や祝日でも打合せ可能でしょうか?

 住宅設計の打ち合わせは土日が多くなりますので、お施主さんのご都合に合わせてご対応させて頂いております。


設計依頼時に分からないこと】

・設計監理料はいくらかかりますか?

 予算や規模にもよりますが、一般的な規模の新築住宅の場合、工事費の9〜13%程度が目安となります。設計監理料については下記をご覧ください。

設計監理料について

・ハウスメーカーや工務店は設計料がかからないのでは?

 ハウスメーカーや工務店では多くの場合、設計料は全体の工事費に含まれて請求されるため、「設計料」という名目で請求されることはほとんどありません。(どんな建物でも設計者が存在し、設計に係る工賃は発生しています。)

・設計事務所の設計料はハウスメーカーや工務店より割高でしょうか?

 ハウスメーカーや工務店は間取りや仕様がある程度パターン化されているのに対し、設計事務所はお施主さんごとにオリジナルの建築を0(ゼロ)の状態から提案するため、 設計料は設計事務所のほうが多少高めに設定されていることが多いかと思います。
 しかしながら、設計事務所に依頼の場合は「予算=設計料+工事費+諸経費」と考えて予算を守りながらコスト計画をしますし、設計と施工が分離しているため手抜きや欠陥工事を防ぎながら建築の品質を高められること、デザインやディテール等の設計意図を詳細に反映し、質の高い建築を生み出せることなどがメリットとして挙げられます。

・費用はどの段階からかかりますか?

 初回ご提案は無料で対応しております。
 初回ご提案の後、依頼者様のご希望により第2回目のご提案をさせていただきますと提案料が掛かって参ります。

 また、初回ご提案後、提案内容にご納得いただき、続けて設計打合せを進めていただける場合、「設計申し込み」をしていただいております。その際、お申込金をいただいております。

 ただし、のちに設計監理業務の契約をさせていただいた場合は、上記の提案料及び申込金は設計監理料に充当します。(契約に至らなかった場合は、提案料及び申込金が発生することになります。)

引き渡しまでの流れ

・設計監理料の支払いの時期はいつでしょうか?

 規模やスケジュールにもよりますが、新築住宅などの場合通常5回払いでお願いしています。

お支払いの時期は下記の通りです。

第1回:設計監理契約時(設計監理料の10% ー 提案料及び申込金)

第2回:基本設計完了時(設計監理料の20%)

第3回:建築確認申請時(設計監理料の40%)

第4回:上棟時(設計監理料の15%)

第5回:引渡し時(設計監理料の15% + 確認申請料実費等)

 ご契約時、基本設計完了時、建築確認申請時、上棟時、竣工時と5回に分ける場合が多いですが、回数やその割合についてはご相談に応じます。

・設計解約は可能ですか?

 もちろん可能ですが経験はありません。
 契約時に書面にてご説明いたしますが、契約後いつでも解約可能です。契約してみたけど合わないなと感じられたら、遠慮なくおっしゃってください。

・設計期間はどのくらいでしょうか?

 規模によりますが、新築の一戸建て住宅の場合、スムーズに進んで基本設計開始から実施設計完了までだいたい4ヶ月~半年くらいが理想的です。スケジュールがタイト過ぎると疲弊して良くない結果を生むことがあります。何より私たちがこの設計期間に目指すことは、夢を膨らます楽しい時間の共有です。

・相談時にどのようなことを伝えたらいいですか?

 まずは予算、土地や物件、家族構成、スケジュールなどの基本的な情報を、打合せでは現状の暮らしの問題点、生活スタイル、これから思い描く暮らし方や働き方などを教えてください。置きたい家具や照明器具を教えて頂いてもいいですし、好きな写真を集めて頂いても構いません。

・打合せはどのように進みますか?

<設計期間中>

 2~3週間に1回の打合せを行い、お施主さんと一緒に協力し合いながら計画を進めていくことになります。

<工事期間中>

 月に1回はお施主さんも参加していただき、現場の確認を行っていただきます。
 設計者と施工者は、工事の進捗状況にあわせて1~2週間に1回程度の現場打合せを行っていきます。特に最終的な仕上げの素材や色については、現場にサンプルを用意し、お施主さん立会いのもと確認してから決定します。

・打合せの場所はどちらですか?

 材料のサンプル、カタログなどの資料がありますので、基本的には当事務所にお越しいただいています。
 もし、お出掛けが難しい状況がございましたら、ご自宅等へお伺いさせていただきますので遠慮なくご相談ください。

・施工業者は決まっていますか?

 設計事務所と施工業者さんはお互いに独立した立場ですので、決まったところだけに依頼するということはありません。
 ただ、これまでの私達との施工実績があり、安心してお願いできる施工業者さんもいます。設計事務所に依頼するメリットは、その住宅の特徴やお施主さんとの相性を考えて施工業者さんを選べることにあります。設計の初期段階から施工業者さんを検討し始め、お施主さんの了解をもとに前もって施工業者さんに相談するケースが多いです。

・予算内での設計は可能ですか?

 ご予算に合わせてご提案させていただいています。打合せが進むにつれて要望が膨らみコスト増となることが多々あります。その都度、コストアップとダウンを意識しながら説明させていただき、双方納得した上で進めていくようにしています。その過程で、それぞれのお施主さんにとってコストをかける部分、かけない部分を一緒に見極めていきましょう。

・融資(住宅ローン)の相談は可能ですか?

 基本的には融資のご相談はお受けしておりませんが、富山県内でしたら銀行の担当者やローンアドバイザーの方を適宜ご紹介いたします。

・新築住宅だけでなく、増改築やリノベーションの相談も可能ですか?

 もちろん可能です。
 私自身の住まいも、既存住宅に増築と一部改修を行い住んでいます。アトリエ兼自邸の内覧の機会も設けております。下記よりご確認ください。

設計事例見学のご案内


【住宅について】

・新築住宅はどのくらいで完成しますか?

 規模によりますが、新築の一戸建て住宅の場合、スムーズに進んで基本設計開始から実施設計完了までだいたい4ヶ月〜半年くらいかかります。お施主さんが計画をじっくり考える時間を考慮すると、半年くらいを目安に考えておくのが良いかと思われます。
 工事期間は、30坪程度の木造2階建てで5ヶ月〜半年程度かかります。
 したがって、設計開始から入居までは少なくとも1年程度の期間を要するとお考えください。

・実際に設計された住宅の見学は可能ですか?

 アトリエ兼自邸の内覧の機会を設けています。
 下記よりご確認ください。

設計事例見学のご案内


【建物ができてからのこと】

・アフターフォローはどうなっていますか?

 竣工後3ヶ月と1年のタイミングで検査を行い、不具合のチェックをするようにしています。このタイミングにしているのは、3ヶ月で明らかな施工及び設計ミスのフォローを、季節が一巡する1年後に材料収縮による不具合をフォローすると大概の不具合が調整可能だからです。
 もちろんその後もいつでもご相談ください。施工者と連携し、その建物の主治医のように適宜フォローできる体制づくりを心がけています。

・保証はどうなっていますか?

 「住宅品質確保促進法」により全ての新築住宅は10年の保証が義務付けられています。これにより施工者は基本的に住宅瑕疵担保責任保険に入っています。
 また、工事監理には注力していますが、万が一明らかな設計ミスによって問題が発生した場合、私たちは頂いた設計費から補修工事を行うことにしています。